生活を豊かに彩る、石けんという消耗するアート。

 まるでスィーツのような、色とりどりの石けん。ソープデザイナーのホノさんが手がける石けんは、見た目も香りも私たちをうっとりさせる。「もともと、お風呂の時間を楽しみたくて石けん作りを始めました。そのうちに、創作で心が癒されていくのを感じて」。自分自身と向き合うきっかけにもなったという石けん作り。今では石けんの作品性を高め、手作り石けんを”消耗するアート”として展示会を開催するようになる。作品制作でこだわっているのは、石けんに季節感とストーリーを込めること。「夏だったら、海を思い浮かべるような、洗い心地のさっぱりした石けん。冬なら雪をイメージした石けん。寒くても暖かい気持ちになれるような石けんを泡で表現したり。見た目がかわいいだけではなく、使用感とデザインを融合させることを目指しています」。現在は手作り石けん教室を行なうことで、その魅力を多くの人に伝えている。「得意なことをやっていれば、いつか世の中に広がっていく。自分が今できることをどんどん人に与えていこうって。生徒さんにも創作の喜びを感じてほしいですね」。癒しの成分がたっぷりつまったオリジナル石けんが、生活を豊かに彩っていく。


ホノさんの手作り石けんは油脂と精製水と苛性ソーダを材料に作られる。長期の熟成が必要など、手間がかかるのは手作りならでは。
石けん教室の様子。 受講生自らにオリジナルレシピ作りに挑戦してもらうこともあるそう。
2011年、石けん工房・石けん教室『HonoBono-Lab』を立ち上げる。内装や、教室で使う道具にもホノさんのこだわりが感じられる。

Profile

ソープデザイナー ホノ
2005年より活動を始める。手作り石けんをアート作品として展示会形式で発表。HonoBono-Labにて石けん教室を主宰。
HonoBono-Lab
住/福岡県大野城市雑餉隈町5-4-15春日プロスパ201号室
問/honobono@gon-net.com http://www.gon-net.com/soaplife/index.html

写真=松本恭尚 文=安武洋平