AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ

遺された作品と雄大な自然が見守るアートの場。

佐賀の吉野ヶ里にある、緑に囲まれたアートスペース「AMP」。小高い丘を登ると、鮮やかな青の壁と、大きな鉄の扉が目に入る。AMPはこの自然に囲まれた場所を拠点に活動する、2007年に結成されたアート集団だ。しかし活動を開始した矢先に、中心人物であった造形作家の寺田太郎さんが不慮の事故によりこの世を去る。鉄の扉はもちろん、ギャラリー内の作品やインテリアの一部は、寺田さんの遺作だ。「もとはお茶の工場だった建物を改装しているんです。カフェとギャラリー、奥に制作工房があります」。カフェとギャラリーは寺田さんの弟の瀬下さんが夫婦で運営、月に1度展覧会を開催している。現在AMPに在籍しているアーティストはもちろん、県外や海外のアーティストを招くこともあり、展示だけでなく、広いスペースと音を出せる環境を活かしたライブイベントも行われる。「展示がない時は、父の絵画と兄の彫刻を常設展示しています。それ以外はアーティストと声をかけ合って、人との繋がりの中で展覧会の開催が決まりますね」。寺田太郎さんの遺志を受け継ぎ、活動を続けるAMP。ギャラリーの一角では、寺田さんが遺した作品の数々がいつまでも見守っている。


AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ
故 寺田太郎さんの遺作。AMPのギャラリーに常設展示されている。
AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ
故 寺田太郎さんの遺作の数々。来場者を温かく見守っている。
AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ
正面右手側がカフェ、左手側のAMPの名前が刻まれた大きな扉の奥がギャラリー。
AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ
ギャラリーに併設したカフェスペースは、自然の中でゆっくりしていって欲しいという想いから作られた。所属しているアーティストの作品が置かれており、購入することもできる。

Profile

AMP GALLERY & CAFE=アンプ・ギャラリー&カフェ

AMP GALLERY & CAFE(アンプ・ギャラリー&カフェ)
造形作家 寺田太郎を中心に、鋳金作家 藤瀬大喜、瀬下黄太の3人で2007年に結成。寺田太郎の夭折後、アクセサリー作家、國武泰子を交え、現在は3名で活動中。
問/0952-20-1482 ampgallery@cap.bbiq.jp 住/佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1257-1 http://maglog.jp/amp-secibon/

写真=石川博己 文=原口昌子