商品プランナー=浅羽雄一さん

レトロな瓶に詰まった、懐かしさと地域の魅力。

「こどもびいる」「スワンサイダー」「コガコーラ」…懐かしい響きの清涼飲料水は、茶色や緑、薄い水色の瓶の中でゆらめき、炭酸と一緒に懐かしさが弾ける。これらはすべて、地域に根ざした商品の企画を行っている浅羽さんが手がけたもの。「飲食店をしていた頃、料理以外にも楽しめる場所にしたいと思い、珍しいソフトドリンクを充実させたんです」。そこで目を付けたのが、現在はあまり見ることのない“マイナー系”の飲料水。「昔よく飲まれていた瓶ジュースのラベルをはがして、新しい名前を付けて、デザインしたラベルを貼って…それが始まりです」。その時に作ったのが「こどもびいる」。これがメディアで注目され、そのレトロなテイストから様々な声がかかり、以来地域の町おこしの企画を手がけるようになった。現在は能古島に移り住み、能古島ならではの土産物を企画、制作している。「町おこしで重要なのは田舎の町がどんなに頑張っても都会にはなれないということ。それだったら、その地域の良さを活かした方がいいんですが、それは地元の人には見えなかったりするんです」。“古臭い”のではなく“レトロ”。外側から見るからこそ分かる“懐かしさ”をキーワードに、浅羽さんは今日も各地の魅力を引き出している。


商品プランナー=浅羽雄一さん
現在に至るきっかけとなった「こどもびいる」。現在は一部の飲食店でお目にかかれる。
商品プランナー=浅羽雄一さん
浅羽さんが手がけた、「NOCORITA(ノコリータ)」と「能古島サイダー」。フェリーを降りてすぐの売店で販売中。他にも様々な能古島グッズで島を盛り上げている。
商品プランナー=浅羽雄一さん
パッケージのイラストは奥さんの八智代さん作。いつも作業している部屋の窓の外には、能古島の雄大な自然が広がる。
商品プランナー=浅羽雄一さん
有限会社ウィロー代表の浅羽さん。奥は奥さんの八智代さん。
商品プランナー=浅羽雄一さん
浅羽さんが手掛けた飲料商品の数々。
商品プランナー=浅羽雄一さん

Profile

浅羽雄一(あさばゆういち)
有限会社ウィロー代表。飲食店経営を経て、現在は能古島に自宅兼事務所を構え、地域に根ざした商品の企画、開発を行っている。
問/092-883-5001 http://nocorita.exblog.jp/

写真=石川博己 文=原口昌子